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散歩一日口コミ、江戸東京たてもの園in小金井公園

江戸東京たてもの園、復元建造物30屋外展示物29におよぶ広大な屋外博物館

小金井公園にある江戸東京たてもの園の一日散歩口コミです。

江戸とうきょうたてもの園をざっくり説明すると東京都の文化的価値が高い建造物を移築、保存、展示している博物館となります。

見どころ満載ですので一日楽しめますよ。

 

エントランス、場所

「バス停すぐ近くの公園西口入口」

紹介する江戸東京たてもの園は東京都の小金井公園内にあります。最寄り駅は中央線の武蔵小金駅、西武新宿線花小金井駅となります。両方の駅から小金井公園方面に行くバスが出ていますので小金井公園西口のバス停で降りれば、入口はすぐそこです。この経路のバスは本数が多いので便利ですよ。車の方は五日市海道沿いから入ります、休日は道混んでますので早めの行動をお勧めします。テントやBBQなどでお荷物がある方は公園内の駐車場利用したほうがいいですよ。

公園西口から江戸とうきょうたてもの園まで

江戸とうきょうたてもの園は小金井公園のまんなかより少し西あたりにありますので公園西口から歩いて移動します。桜の園という広場を通過していきます。

桜の園

小金井公園はお花見の名所としても有名でさくらの会が昔選定したさくらの名所100選にも選ばれています。東京都では以下が選ばれていました。

 お花見シーズンはなかなかの賑わいですが、移動もままならない混雑ではないので桜をじっくりと見物したい方はぜひ一度来てみてください。いろんな種類の桜が植えられています。

江戸とうきょうたてもの園、中学生以下(注)は入場料無料

「江戸とうきょうたてもの園」

てくてく歩いていきますと目的地の江戸とうきょうたてもの園が見えてきました。この日は大陶器市のイベントが開催されており、日本全国の有名陶器が販売されていました。

この江戸とうきょうたてもの園、成人一般は400円の入園料がかかるのですが中学生(注:都内在住、在学)であれば無料となります。家族連れには助かりますね。入園料は以下リンクを参照してください。 

休園日/観覧料│江戸東京たてもの園

復元建造物が30、屋外展示物が29におよぶ広大な屋外博物館となっていますので、本記事では筆者が印象に残ったものをいくつか紹介していきたいと思います。

西ゾーン

三井八郎右衞門邸

「三井八郎右衞門邸の玄関」

西ゾーンはまず三井八郎右衞門邸から入りました。この三井八郎右衞門さん、財閥三井家の総領家である北家の当主が名乗った名前となります。で、このお家は11代目当主であった高公さんのお宅で西麻布にあったものが移築されています。高公さんは調べてみたところ、戦後の財閥解体後は御三家幼稚園といわれる「若葉幼稚園」を経営されていたようです。御三家幼稚園って初めて知りましたが、他は「松濤幼稚園」「枝光会付属幼稚園」となります。

建物の中にも入れますので、靴を脱いで見学。

「三井八郎右衞門邸の台所」

純日本の家屋とは思えない、大きなキッチンですね。アメリカのドラマでみたような。他にも食堂や客間など立派な造りとなっていました。

入口のところに鹿のブロンズ像が飾ってあるのですが富豪のお宅なので、お金をもたらす縁起ものとしてでしょうか。七福神の寿老人も鹿連れていますね。特にパワースポット化している様子はありませんでした(笑) 

綱島家など江戸時代の農家が立ち並ぶエリア

綱島家(農家)江戸時代中期」

西エリアを奥に進むと江戸時代の農家が何件か移築、復元されたエリアとなります。中に入ると広間と土間があってドラマなどでみた懐かしい雰囲気です。朝ドラ「スカーレット」の川原家を思い出しました。そう考えると日本人の住環境は昭和初期まであまり変わらなかったのかもしれませんね。当日はいろりで火をたいていました、公園の係りの人が火の番をしていますので色々と説明してくれます。

綱島家(農家)のいろり」

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写真はアップしていないのですが、八王子千人同心組頭の家もありました。この八王子千人同心、徳川家の家臣団となるのですが、著名なところでは萩原重秀(元禄時代勘定奉行)、近藤三助(天然理心流宗家、二代後が近藤勇)がいらっしゃいます。千人同心は八王子を中心に埼玉、東京西部、神奈川エリアに散らばっていたようです。

ひときわクールな前川國男

西エリアを引き返してきてエントランス広場近くにひときわクールな前川國男邸があります。

前川國男邸」

外からの印象は切妻造りの印象的な雰囲気です。写真はうまく撮れていないのですが、実際はもっと自然と調和しており、迫力あります。うーん、Iphone11の広遠レンズが欲しい。

前川國男さんは戦後日本の近代建築をリードされた方で代表作は東京文化会館東京海上日動ビルディングとなっています。東京海上ビルディングは今見てもかっこいいですよね。丹下健三さん(東京都庁代々木第一体育館)も前川事務所出身となっています。

建物裏手のほうから中に入っていきます。

前川國男邸室内外をのぞむ」

前川國男邸室内をのぞむ」

シンプルで広々とした造り、すばらしい。これも私の写真では迫力が伝わらないので、外部リンクをどうぞ。

https://bunkazai.metro.tokyo.lg.jp/jp/search_detail.html?page=1&id=1766

http://www.syougai.metro.tokyo.jp/bunkadbpic/20133006202.jpg

センターゾーン

高橋是清

センターゾーンはなんといっても高橋是清邸です。

高橋是清邸」

横からみて大きなお宅ですね。高橋是清さん、明治、大正、昭和にまたがる政治家で財政家として特に有名です。愛称はダルマさんです。この人の人生はほんとに豪快です。若い頃、アメリカに渡って騙され奴隷扱いになってしまい、日本に戻って官僚しながら、大学予備門で先生していたころは正岡子規や秋山兄弟が生徒におり。そこからペルーに渡って事業失敗し、帰国してホームレスに。その後、日本銀行に入行。日銀副総裁として日露戦争の戦費調達に貢献。総理大臣にもなり、大蔵大臣を何度か務め、享年81歳で二・二六事件にて暗殺されてしまいます。ドラマ「坂の上の雲」では西田敏行さんが演じていました、個人的にはイメージ通りでした。

江戸とうきょうたてもの園に移築された建物は赤坂より移築された二・二六事件の現場となります。

高橋是清邸の2階寝室」

高橋是清邸の2階縁側」

 

 

お庭がきれいに望める素晴らしい邸宅でした。

東ゾーン

写真スポット満載の下町ゾーン

「下町中通り

東ゾーンは商家、旅館、銭湯などが立ち並ぶ下町ゾーンとなっています。写真手前の侵入禁止コーンのところは柿の木になっていて、うれた柿が落ちてくる危険ゾーンとなっていました。

このゾーン下町中通りと名付けられていましたので、いろんな商店があり面白いですね。昔の文具店や乾物店って品揃え少なかったんだなーとか思いました。

一番の見せ場はやっぱり、、

「子宝湯の富士山」

銭湯の富士山ですね!

お食事どころ、武蔵野うどん

東ゾーンではたべもの処「蔵」というお店があり、名物武蔵野うどんを食べることができます。個人的にも、Wikiから参照しても武蔵野うどんの定義としては一般的なうどんより太い、茶色っぽい、こしがかなりある、ごつごつした感じで、好きなうどんなのですが、こちらのうどんの麺はちょっと細かった気がします。

「武蔵野うどん、たまごはトッピング」

もりうどんで頼むべきだったかなー、、でも味は美味しかったですしお店盛況で常に何人か並んでいましたよ。

おやつの駄菓子屋でバター餅

東ゾーンの路面で駄菓子屋さんが出店しており、バター餅なる聞いたことないが美味しそうな響きの食べ物を売っていました。お店の人の話によると東京でバター餅を扱っているお店は2店しかないそうです。マツコデラックスの月曜から夜更かしで紹介されたことがあるらしく、コメントは「なんの味だっけ?なんとなく昔食べた味」。

500円というちょっと贅沢なお値段でしたが、買って食べてみました。

「バター餅@500円」

あぶらっぽいイメージを想像していたのですが、そんなことはなく意外とあっさりしており、やわらかーいお餅でした、味はほんのりと甘いお菓子です。調べてみると北秋田市の郷土お菓子だそうで、餅のやわらかさを保てることからマタギ達の保存食だったそうです。まー普通に食べられないものなのでこちらへ来たらぜひどうぞ。

ビジターセンターにはお土産屋さんもあります

ビジターセンターから江戸とうきょうたてもの園を退出します。ほんとに見どころ満載で今日紹介した建物は一部のものとなります。見学している人も日本人中心でしたが、外国からの観光客でもけっこう喜べそうな内容でした。

あまり、大きくはありませんがビジターセンタにはお土産さんもありました。小皿のお土産がきれいに並べられていました。

「ビジターセンターのお土産売り場」

江戸東京たてもの園でマスコットキャラクター「えどまる」のぬいぐるみも飾ってありました。虫をテーマに制作されたそうです。

うーん、このマスコットキャラクターは人気でない気がする。

でも作者は宮崎駿さんです。

帰途、カリスマパフォーマーと子供たちの熱いせめぎあい

江戸とうきょうたてもの園を出て、公園の中央広場のほうへ向かって散歩していたら、「とっちゃうぜー」というはげしい多人数の掛け声が。なんだろうと近づいてみたら、カリスマパフォーマと子供達の熱いライブ真っただ中でした。

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